エンジニアからマスコミまで、毎日のように「AI、AI」と言って久しいこのところですが、大塚あみさんの著書『100日チャレンジ』に書いてあったこと、「AIには正直に言ったほうがいい」が、段々と身に沁みてくるようになりました。

AIは、常に正しい答えを返してくる

正確にこう書いてあったかは、うろ覚えですが、内容的にはこういうことです。

開発をしていると、AIは常に正しい答えを返してくる。
ただ、人間側はそのとおりにできないことがある。
事情でそうなっているとか、上の人にこう言われているとか。
正しいやり方を踏襲できないことが多々ある。

これは、多くの人が納得できる話だと思います。

AIは、基本的には正論を返してくる。しかし人間というか実情は、いろんな制約があるからこそ、そんな単純な正論を実行することができない。
それができるんなら、苦労はしねえよ、というやつですね。

ただ、こちらがその事情を言わない限り、AIはそれを知りません
知らない以上、それを含めた「正しい答え」の出しようがないわけです。

基本はテキストベースで、そこに書いてあることが全てのやり取りです。常にこちら側のすべてを見ているわけではない。社内の人間の暗黙知とも言えるような事情を、その懸念を知る術はないわけです。

もしくは、AIに語るには、込み入っている、言いたくない、語るにははずかしい事情がたくさんあることでしょう。
それはどんな会社でも一緒だと思います。

AIは優秀だけれど、エスパーではない。
そういうことです。

ですが、大塚さんは、そういう「言ってないこと」をきちんと含めてAIに話さなければ、AIがあなたの相談を解決しようがない、逆にいうと、AIに「わかってもらう」ためには、色々と正直に話した方がいい、ということでした。

昨今プロンプトはもういらないとも言われ始めましたが、とにかく要件の理由をすべて話すことは、これからも大事ですね。